本市では､環境未来都市にふさわしい｢都市と自然との共生するまち｣を目指し､｢響灘･鳥がさえずる緑の回廊創成事業｣を進めています｡その中核的な取組みとして､響灘地区にある廃棄物処分場跡地に､自然創成となる日本最大級の広さ41haの響灘ビオトープが誕生しました｡ 市民が生物多様性に配慮しながら自然とふれあえる魅力ある自然環境学習拠点です｡
2月22日（日）コアジサシのデコイづくりを行いました。子供13名を含め28名の方にご参加いただきました。まずコアジサシの生態について説明を聴いていただきました。
コアジサシは4月ごろ日本にわたってきて、5月ごろから砂浜や河原など砂れき地で産卵・子育てをする鳥です。そういう場所が少なくなってきていることもあり、数を減らしています。そこでビオトープ内に人工的に砂れき地を作っているのですが、デコイ（実物大の模型）を置いておくと仲間がいると思って降りてきやすくなるとのこと。それで皆さんにご協力いただくというのが今回のイベントです。
まず、発泡スチロールの原型を紙やすりで削ります。
コアジサシの形ができたらスプレーで白く塗ります。
そして台を付けます。
あとはくちばしや羽の模様をぬっていきます。
ひとりひとり微妙に違って個性が出ています。29体のデコイをご提供いただきました。今年の繁殖に期待です。皆さんご協力ありがとうございました！！
こちらは派手な鳥代表？キジの雄です。
久しぶりに姿を見ました。もうすぐ繁殖期を迎えると、ケンケン鳴くので居ることは確認できるのですが・・・
ヨシにとまるオオジュリン。
秋に北からわたってきて、ヨシ原で冬を越します。ビオトープは貴重な越冬場所の一つです。本日はオオジュリンをはじめ23種の鳥類を確認しました。
2月8日（日）野鳥の会北九州の探鳥会が開催されました。
風が大変強く、また気温も低い中、12名の参加がありました。防寒対策万全に、出発！
鳥が姿を見せてくれるか心配でしたが、すぐにチュウヒが現れてくれました。
鳥を求めて奥へ!
・・・。
一時間ほどでネイチャーセンターに戻り、鳥合わせをしました。
チュウヒをはじめ16種類の野鳥を観察することができました。悪天候の中、まずまずの結果、かな？また次の機会に期待です。
本日のビオトープでは、ホオアカが見られました。
春から夏にはたくさん見られたホオアカですが、冬はあまり目にしません。逆にホオジロはよく目につきます。一年中いる鳥を留鳥といいますが、それでも多少は移動しているといわれています。これらの鳥もそうなのでしょうか。
最近のハシビロガモは、午前中はどこかへお出かけ。お昼過ぎ頃ビオトープの湿地にやってきて餌を食べています。
どこに行ってるの？
2月1日（日）葛ＤＥかご作りパート2開催しました。
今回も20名の参加がありました。前回もそうでしたが、ほとんどの方がかご作り初心者とのこと。そうとは思えない、個性的な作品が出来上がりました。
葛ＤＥかごコレクションパート2です！
本日のビオトープでは、コチョウゲンボウが見られました。
メスでしょうか。確かに、チョウゲンボウより少し小っちゃい！ように見えました。
本日は、湿地帯で餌さがしをするチュウヒを数回確認することができました。
チュウヒにとって、ビオトープが需要な生活圏の一部であることの証明でしょう。
