響灘ビオトープだより

響灘ビオトープだより vol.1

11月4日日曜日(晴れときどき曇り)
この日、北九州高校魚部による「公開調査」が行われました。

「公開調査」というのは、北九州高校魚部の学生が、ビオトープ内の池に入り、現在どんな水生生物が生息しているか、どれくらいの個体数なのか、新種はいないか、などを調査し、その調査の様子を来園者のみなさんに公開しようという魚部のみんなが企画したものです。
採取されたものは、ヌマガエルや、ヤゴ、マツモムシ、コオイムシ、チビゲンゴロウ、アメンボ・ハネナシアメンボ、エサキアメンボそして、ババアメンボなど数えだしたらきりがないくらいたくさんの、そして希少な生き物達です。
これには、来園していた子どもも大喜び。
わざわざ、八女市から来てくれた男の子は、昆虫が大好きなようで、すくいあげられた昆虫のほとんどの名前を知っているようでした。でも今まで見たこともない水生昆虫もいたようで、目を輝かせ魚部のお兄さんに質問をしていました。
その様子を見ていたら、この子が高校生になり、魚部に入部し、昆虫を追いかけ、子ども達に水生昆虫について教えているような・・・そんなことを想像してしまいました。
楽しんでいたのは、子どもだけじゃなく、大人も興味津々です。
普段は、池の中の立ち入りは禁止で、生物を採取することもできません。そのため、池の中の生物を実際に目で確認することは大変難しいのですが、魚部のみなさんに協力をしてもらうことで、生き物を間近でみることができます。


響灘ビオトープでは、今後もこのような企画を通し、生物の保全を行いながら、子ども達に、生命の大切さや尊さを学んでもらいたいと願っています。


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