響灘ビオトープだより

響灘ビオトープだより vol.01

 ひびき灘開発は、現在、今年の秋のオープンに向け、整備の進んでいる「響灘ビオトープ」の維持管理業務を北九州市から受託しています。
 響灘ビオトープは、オープンすれば、日本最大級のビオトープとなります。ここには、絶滅危惧種に指定されているメダカやベッコウトンボ、チュウヒなど希少な生物たちが生息しています。
 この響灘ビオトープに、外来生物であるジャンボタニシ(正式名:スクミリンゴガイ)が大量発生しました。
 もともと、ジャンボタニシは食用として海外から輸入されたものです。しかし、これが自然繁殖して、自然界の生態系を脅かすほどになっています。
 写真を見ていただければ分かりますが、ジャンボタニシの卵は毒々しいほどのショッキングピンク色です。
 そして、この卵から産まれたジャンボタニシは殻高7センチほどに大きくなります。


 今回、ボランティアの方々を中心に活動をおこなっている「響灘ビオトープ愛好会」が主体となり、大量発生したジャンボタニシの駆除活動をおこないました。
 参加したのは、愛好会の方々を始め、当社社員・北九州市職員・北九州高校魚部の皆さんなど50名ほどです。
 参加者の皆さんは、長靴・帽子を着用、さらにタオルを巻いて、背丈よりも高く伸びた葦の生い茂る沼地に分け入ります。ショッキングピンクのジャンボタニシの卵は、非常に目立つため簡単に見つけることが出来ます。見つけた卵は、下に水があればそのまま水の中に落としておけば、孵化しないそうです。孵化して大きくなったジャンボタニシや水の無いところで見つけた卵は、ビニール袋に入れて集めます。
 わずか1時間足らずの作業時間ではありましたが、これだけのジャンボタニシが集まりました。
 この日の作業は、広いビオトープの一部分をおこなっただけです。
 これからも定期的に駆除活動はおこないますので、ご興味のある方は、ぜひ、ご参加ください。


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