響灘ビオトープだより vol.55
◆ベッコウトンボ、初認!!◆
響灘ビオトープのシンボル種の1つである、
ベッコウトンボの発生を4月15日(土)に確認しました!
・ベッコウトンボとは...
環境省絶滅危惧ⅠA類※1及び国内希少野生動植物種※2に指定されており、
安定した生息地は日本に5カ所ほどしか確認されていない希少種です。
※1)環境省絶滅危惧ⅠA類 環境省版レッドリストにおいて、
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い生物種
※2)国内希少野生動植物種 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律
(種の保存法)により、国内の生息・生育状況が、人為の影響により存続に支障を
来す事情が生じていると判断される種
今年は4月15日(土)の午前に
ベッコウトンボが響灘ビオトープ内で羽化しているのが初認されました。
響灘ビオトープでは4~5月にベッコウトンボの発生ピークを迎えます。
日本での主な生息地は5か所しかなく、
なかでも響灘ビオトープは日本で一番個体数が多いとも言われているのです。
毎年行うのが、ベッコウトンボ頭数調査!
(トンボ学会では「匹数」ではなく「頭数」で数えます)
昨年の発生数は最大で414頭と、例年に比べて少なめでしたね☆
今年はベッコウトンボ発生条件である水温の上昇が遅く、
羽化の初認も少し遅めの年となりました。
自然の世界では、必ずしも同じ種が毎年増加するとは限りませんので
今年の調査も、やや少なめ予想です。
そんな中、今年も4月23日(日)にベッコウトンボの頭数調査を決行☆
毎年お世話になっている日本トンボ学会の新海氏や
県立北九州高校の魚部の皆さん、
一般募集のボランティアの皆さんの力をお借りして、調査スタート☆
当初の予想通り、今年は発生の遅れも影響して
確認されたベッコウトンボは44頭☆
5月5日(金・祝)にも頭数調査を行いますので、
どれだけ発生数が増えているか期待したいところです!☆☆
また、「第3回ベッコウトンボ祭り」は
4月29日(土)~5月7日(日)の8日間で開催します☆
【5月2日(火)は休園日です】
ご家族やご友人とお誘いあわせのうえ、
絶滅危惧種の生息状況をその目で確認してみてください!!
◆今後のイベント◆
5月~6月は、人気のイベント盛りだくさんでお待ちしています!!
是非遊びに来てくださいね!!